【ハリウッドパーク競馬場跡地(アメリカ・ロサンゼルス)訪問記】シーザリオの栄光を求めて。

アメリカ

訪問:2014年10月

【2026年9月追記】ハリウッドパーク競馬場は2013年12月22日の開催を最後に閉場しました。跡地には2020年、NFLラムズとチャージャーズの本拠地「SoFiスタジアム」が開業。2022年のスーパーボウル会場となり、2026年のサッカーW杯、2028年ロサンゼルス五輪の開閉会式の会場にもなる予定です。

世界中の競馬場を巡る旅。第一弾は、アメリカ・ロサンゼルス近郊にあったハリウッドパーク競馬場(Hollywood Park Racetrack)です。……といっても、訪れた2014年の時点で競馬場はすでに閉鎖されていました。正確には「競馬場跡」を訪ねた記録です。

旅と競馬。この両方を一度に満たすものは何か。答えは、海外の競馬場を旅して回ること。このサイトの原点になった訪問です。

ハリウッドパーク競馬場について

1938年開場。ハリウッドから10マイルの位置にあったことが名前の由来です。1984年には第1回ブリーダーズカップを開催し、他の競馬場に先駆けて馬単(Exacta)や6重勝のPick 6を導入するなど、先進的な競馬場として知られました。

日本のファンにとっては、2005年にシーザリオがアメリカンオークスを制した舞台として記憶に残る競馬場です。”Japanese Super Star!!” の実況とともに、福永祐一騎手が歓声を浴びた場所。また名牝ゼニヤッタがGⅠヴァニティハンデキャップを3連覇(2008〜2010年)した競馬場でもあります。

しかし2013年末をもって閉鎖。ブリーダーズカップを開催した競馬場としては初めての閉場となりました。カリフォルニア州は競馬場へのスロットマシン導入に否定的で、カジノ併設で収益を補えなかったことが閉鎖の一因だったといわれています。

アクセス

場所はロサンゼルス国際空港(LAX)の東、イングルウッド(Inglewood)。空港から車で10分ほどです。公共交通機関よりも、レンタカーか配車アプリが現実的です。併設のカジノ「ハリウッドパーク・カジノ」は競馬場閉鎖後も営業を続けています。

競馬場跡地の様子

フェンス越しに見える、ハリウッドパーク競馬場跡地のナイター照明
カリフォルニアらしい青空の中、ナイター照明だけが残る

競馬場はフェンスで囲われ、中を見ることはできませんでした。ナイター用の照明塔が立っている下のあたりに、かつてコースがあったはずです。

ハリウッドパーク・カジノの駐車場に並ぶ車
隣接するカジノには、平日の昼から多くの車が

カジノは平日の昼間から盛況でした。カリフォルニアではスロットマシンが認められていないため、テーブルゲームやスポーツベットが中心。客層は中華系の方が目立ちました。

夜のカジノ

夜に光るHOLLYWOOD PARKの看板と、馬と騎手のネオン
HOLLYWOOD PARKの文字の後ろで、今はなき馬と騎手が光る
夜のハリウッドパーク・カジノの入口
夜はカジノらしい雰囲気に

夜に来ると、いかにもカジノという雰囲気です。「HOLLYWOOD PARK」の文字の後ろでは、CASINOの文字と並んで馬と騎手のネオンが光っていました。競馬場の面影はそれだけ。それでも、9年前にシーザリオがこの地で歓声を受けたことを思うと、感慨深いものがあります。

まとめ

馬も、コースも、スタンドも残っていない競馬場跡。それでも、写真で見ただけの舞台に実際に立ってみると、競馬の歴史が地続きのものとして感じられました。

跡地にはその後、NFLの新スタジアムが建設されました。競馬場が姿を消したあとに何が残るのか。この訪問以来、閉場した競馬場を訪ねることも、この旅のテーマのひとつになっています。

訪れたあとに姿を消した競馬場は、「今はなき競馬場」にまとめています。同じロサンゼルスのサンタアニタ競馬場(ブリーダーズカップ観戦記)もあわせてどうぞ。