【中京競馬場 訪問記】生まれ変わった中京、最初のGⅠ。2012年高松宮記念の日に。

2012年高松宮記念、ゴール前で先頭に立つカレンチャン 日本の競馬場

訪問:2012年3月25日

世界中の競馬場を巡る旅。今回は番外編、愛知県豊明市にある中京競馬場です。

中京競馬場は2010年7月から約1年8か月をかけた大改修を経て、2012年3月にリニューアルオープンしました。コースは右回りから左回りに変わり、直線は412mに延長、ゴール前には高低差2mの坂が新設。「小回りの中京」は、この改修でまったく別の競馬場に生まれ変わりました。訪れたのは、その新装オープン月の最初のGⅠ、高松宮記念の日です。

中京競馬場の石造りの正門看板「中京競馬場 CHUKYO RACE COURSE」
石造りの看板が出迎える正門。改修後のコースは左回りの芝1周約1,705m(Aコース)、ダート約1,530m。春の高松宮記念(芝1,200m)と冬のチャンピオンズカップ(ダート1,800m)、2つのGⅠが行われます。

アクセスと、日帰りツーリング

名鉄名古屋本線の中京競馬場前駅から、専用の通路を歩いて約10分。名鉄名古屋駅からは急行で20分ほどです。

とはいえ、この日は電車ではなく、愛車のZZR400で。関西から名神高速を東へ走って、ひとりでの日帰りツーリングです。学生の遠征は、いつもバイクと一緒でした。早朝に出発し、8時半過ぎには正門の前に立っていました。

新しいスタンド

リニューアルオープン直後の中京競馬場の新スタンドと芝生広場
開門直後、スタンド前の芝生には早くもシートが広がる

新しいスタンドは、ガラスと白い庇の連なる横長のデザイン。開門直後だというのに、スタンド前の芝生広場には早くもシートを広げる家族連れがいました。GⅠデーの朝の、独特の高揚感です。

2012年3月、リニューアルオープン直後の中京競馬場スタンドをコースの外側から望む
コースの外側から見た新スタンド。まだ真新しい
中京競馬場のコースを外側から眺める

パドック

中京競馬場の屋内パドック
屋根のかかった半屋内のパドック

中京の新しいパドックは、緑色のコースをぐるりと囲む半屋内の造り。雨でも濡れずに馬を見られるのは、この競馬場ならではです。午後、高松宮記念のパドックは人で埋まり、一眼レフの300mmでなんとか馬を押さえました。

2012年高松宮記念当日、中京競馬場のパドックを周回する芦毛の馬
2012年高松宮記念のパドックを周回する出走馬
高松宮記念のパドック。柵の向こうは人、人、人

馬券

2012年3月25日 中京5レースの馬単ながし・3連複・3連単の馬券
第5レース、4番を軸にした馬単・3連複・3連単

午前中は第5レースで小手調べ。4番を軸に、馬単ながし、3連複、3連単フォーメーションを組みました。学生の財布なりに、しっかり手広く。結果は、覚えていません。

中京競馬場のオッズ板に表示された2012年高松宮記念の単勝オッズ
メインのオッズ板。1番人気はロードカナロア、2番人気がカレンチャン

レース

2012年3月、中京競馬場の2ハロン標識前を駆ける馬群

改修で新設された坂は、スタンドから見ても分かるほどの勾配。直線で先頭に立った馬が、ゴール前でずるずると下がっていくのが新しい中京の名物になりました。

2012年高松宮記念当日、中京競馬場の直線を駆ける馬群
2012年高松宮記念当日、中京競馬場のゴール前で抜け出す馬

高松宮記念、カレンチャンと後の龍王

2012年高松宮記念の馬体重表示。正門の1番ロードカナロアは500kg
出走馬の馬体重。一番上に1番ロードカナロア、500kg

メインの第42回高松宮記念は、新コースで初めてのGⅠ。1番人気は、後に「龍王」と呼ばれるスプリントの王者ロードカナロア。このときはまだ三歳の終わりから古馬になったばかりで、GⅠは初挑戦でした。

2012年高松宮記念、向正面から直線へ向かう馬群
2012年高松宮記念、直線で横一線の叩き合い
2012年高松宮記念、ゴール前で先頭に立つカレンチャン
ゴール前。坂を上ってなお伸びたのは10番カレンチャン
2012年高松宮記念、ゴールするカレンチャンと追い込む馬群

勝ったのは2番人気のカレンチャン、鞍上は池添謙一騎手。前年のスプリンターズステークスに続くスプリントGⅠ連勝で、勝ち時計1分10秒3。クビ差の2着にサンカルロ、そこから半馬身の3着にロードカナロア。この日の龍王は、まだ坂に捉まっていました。このあとロードカナロアはスプリンターズステークスと香港スプリントを制し、翌年の高松宮記念でこのリベンジを果たすことになります。

2012年高松宮記念の優勝レイをかけたカレンチャン
「高松宮記念 2012 WINNER」の馬着をかけて
2012年高松宮記念を勝った池添謙一騎手の勝利騎手インタビュー
勝利騎手インタビューの池添騎手

まとめ

生まれ変わったばかりの中京競馬場を、最初のGⅠの日に観られたのは幸運でした。しかもそのレースで、後の大物ロードカナロアの「敗戦」を見ていた。こういうのは、後になってから価値が分かるものです。

帰りは日が暮れる前に名神高速を西へ。往復で数百キロを走って、競馬場には半日。学生のころの、体力任せの日帰りツーリングでした。

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