【ヴェリエフェンディ競馬場(トルコ・イスタンブール)訪問記】GⅠトルコオークスを観戦。

トルコ

訪問:2019年6月9日

世界中の競馬場を巡る旅。今回はトルコ最大の都市イスタンブールにあるヴェリエフェンディ競馬場(Veliefendi Hipodromu)です。アンカラに続き、トルコでは2か所目。GⅠトルコオークスを観戦しました。

ヴェリエフェンディ競馬場について

ヴェリエフェンディ競馬場のスタンド
ヴェリエフェンディ競馬場のスタンド

トルコにはイスタンブールやアンカラをはじめ、地方都市を含めて8つの競馬場があります(ジャパン・スタッドブック・インターナショナルによる)。ヴェリエフェンディはその中で最大の競馬場で、トルコ競馬の最高峰であるGⅠのガジ賞(Gazi Koşusu、トルコダービー)や、マイル戦では欧州屈指の賞金を誇る国際GⅡのトプカプ・トロフィーが行われます。

コースは右回りの芝で1周2,020m、ゴール前の直線は450m。内側には1周1,870mのポリトラック(オールウェザー)コースがあります。GⅠ当日でも入場無料でした。

ヴェリエフェンディ競馬場のコース
芝コースと内側のポリトラック

4〜11月はほぼ毎日トルコのどこかで競馬があり、ヴェリエフェンディは冬季も含めて通年開催。平日はナイターになることもあります。1日8〜9レース。トルコの競馬にはサラブレッドと純血アラブの2系統があります。

アクセス:タクシム広場から車で20分

ヴェリエフェンディ競馬場の入口
競馬場の入口

市内中心部のタクシム広場から車で20分ほど、45TL(約850円)程度でした。タクシーは「Veliefendi Hipodromu」で問題なく通じます。メトロ・トラムのZeytinburnu駅からは少し離れていますが、シャトルバスが出ているので歩く必要はありません。国鉄(マルマライ)ならYeni Mahalle駅から徒歩15分ほど。

トルコ競馬の馬券の買い方

ヴェリエフェンディ競馬場の馬券売り場
馬券売り場

買い方はアンカラの記事と同じです。マークカードに、①開催場(空欄可)、②曜日(空欄可)、③レース番号、④券種、⑤金額(無記入なら1TL)、⑥馬番を記入して窓口へ。券種は左上の「G」が単勝(Ganyan)、左上から4つ目の「İ」が馬連(İkili)。「3G」「7G」は3レース・7レースの勝ち馬を続けて当てる券種で、三連単ではありません。

トルコ競馬のマークカード
マークカード(アンカラで撮影)
トルコ競馬の馬券
単勝100TLと馬連100TLが1枚にまとまった馬券(アンカラで購入したもの)
ヴェリエフェンディ競馬場で買った競馬新聞
競馬新聞(2.5TL)。斤量とレーティングが分かるので、力関係と人気の予測ができる

第4レース:ブービー人気を軸に据えるも

ヴェリエフェンディ競馬場のパドック
着いて早々、パドック周回が始まっていた
パドックで目を引いた3番の馬
ひときわ目を引いた(気がした)3番

着いて早々、パドックで周回が始まっています。ひときわ目を引く馬体(に見えた)3番に、人気もレーティングも確認せず単勝50TL(約900円)。レース前に確認すると、10頭立てのブービー9番人気(単勝19.80倍)でした。大丈夫か…と思いつつ発走を待ちます。

発走地点の手前に掲揚されたトルコ国旗
芝1600m。発走地点の手前にトルコ国旗
楽逃げする1番人気の4番
1番人気の4番が楽逃げ
大外から伸びる3番
大外から3番が伸びる

レースは1番人気の4番が楽に逃げ、直線で先頭に立っても脚色は衰えません。そこへ大外からジワジワ伸びてくる3番。「差せ!」と日本語で叫ぶ筆者。しかし半馬身届かずに2着。人気薄を見抜いておきながら単勝で2着は、非常に悔しい。

レース後にパドックを周回する馬
レース後、鞍を外した馬が再びパドックを周回。勝ち馬には称賛の声

第5レース:GⅢ。自分の相馬眼を信じてみると

GⅢのパドック
来て2レース目でもう重賞(GⅢ)

4歳以上の芝2200m、斤量58〜58.5kgのほぼ定量戦。前のレースで発揮した相馬眼を信じ、一番良く見えた9番の単勝と、次に良く見えた6番との馬連を購入。オッズを見ると、9番は30.25倍のブービー8番人気(9頭立て)、6番も18.55倍の7番人気でした。

第5レースの馬券
第5レースの馬券
競馬場の後ろにそびえるマンション群
後ろにそびえるマンション群が、そこはかとない都会感

次がGⅠということもあり、この時間になると人が増えてきました。GⅠなのに人が少なかったアンカラとは違います。

第5レースの発走
発走
第5レースの道中
前半3ハロン39.5秒、1000m通過1分05秒

気づいたのは、トルコ競馬はタイムがかなり遅いこと(日本の中央競馬が速すぎる?)。前半3ハロン(600m)が39.5秒、1000mが1分05秒。斤量が重い(このレースで58kg、ハンデ戦では63kgも)ことも影響しているのでしょう。

1番人気と3番人気のマッチレース
1番人気の7番と3番人気の3番のマッチレース

レースは1番人気の7番と3番人気の3番のマッチレースで、そのまま2頭で決着。後で見ると、レーティングが113と109で抜けた2頭でした(3番手は97)。馬連4.45倍、馬単10.40倍、複勝はそれぞれ1.05倍。相手の6番は良い脚で3着に食い込みましたが、肝心の9番はシンガリ…。

パドックでのジョッキーインタビュー
レース後はパドックでジョッキーインタビュー

第6レース:GⅠトルコオークス(Kısrak Koşusu)

トルコオークスのパドック
いよいよGⅠトルコオークス

3歳牝馬の頂点を決めるトルコオークス。定量58kgと、日本のオークス(55kg)より重めです。1着賞金は760,000TL(約1,400万円)。三度目の正直と相馬眼を信じて13番を選びましたが、このレースからパドックに登場したレポーターが気になって仕方ない。

パドックのレポーター
パドックのレポーター
トルコオークスのスタンド
GⅠで人の入りは最高潮
トルコオークスのレース
見やすい場所は人で埋まり、写真を撮るのもままならない

GⅠになると人の入りも最高潮。日本ほどではありませんが、見やすい場所はほぼ人で埋まりました。レースは2番人気→3番人気→1番人気の堅い決着で、レーティングも上位3頭。定量戦でのレーティングの重要性を思い知らされました。4着にも4番人気が入り、四連単は22.26倍。勝ち馬の名前は「THE LAST ROMANCE」。なんとも切ない名前です。筆者の13番は16頭立ての9着で、もう相馬眼ではなくレーティングを信じることにしました。

第7レース:GⅡ。レーティング予想へ

第7レースのオッズ表示
1番人気11番が1.50倍、2番人気8番が2.70倍

このままではトルコで一つも当てずに終わる…。時間的にも予想的にも(GⅡなので定量戦)、次が当てられる可能性のある最後のレース。1番人気の11番(1.50倍)と2番人気の8番(2.70倍)はレーティングも111と110で抜けています(それ以外は94が最高)。この2頭では配当がつかないので、3番目にレーティングの高い3番(6番人気、94)で勝負。結果は11番が1着、8番が3着、3番は4着。ダリマナのトルコ競馬珍道中は、こうして終了しました。

まとめ

人気通り、レーティング通りかと思いきや、やはりそこは競馬。奥が深いです。前情報が少ない海外競馬は予想しにくい反面、シンプルに考えられるとも言えます。日本でゴリゴリのデータ予想をしている人も、たまには海外に出て自分の眼だけで予想してみるのも面白いかもしれません。

今回のトルコ旅行では、アンカラとイスタンブールという代表的な2場を訪れました。イズミルやブルサの競馬場は次回のお楽しみに。トルコの競馬場の記事一覧はこちら。次はフィリピンかな。